MTAを用いて神経を｜三田市の歯科・歯医者「小林デンタルクリニック」

こんにちは

小林デンタルクリニックの小林陽介です

これをご覧の皆様の中にも、治療をしたのにしみる、噛むと痛いなどでお困りの方はおられないでしょうか。

その多くが、治療をした際の刺激で一時的に引き起こされているものです。

しかし、今回ご紹介する症例は、不十分な治療により、冷水痛、咬合痛が引き起こされたもので、これからご説明する治療法で症状が改善したものです。

今回の患者様は、１ヶ月以内に他院にて知慮を受けたが、治療した歯が冷たいものや、噛むと痛いということでした。

初診時にお撮りしたレントゲン画像です。

分かりやすく、図示してみます。

赤色の矢印で示した部分が、修復した箇所です。本来の自分の歯とピタッと合っていないのが分かりますでしょうか？

また、水色の矢印で示した部分、ここは歯髄と呼ばれる歯の神経とかなり近くなっており、虫歯が取りきれていないことが疑われます。

さらにお口の中の写真をお見せします。明らかな修復物と歯質との段差が認められ、さらに虫歯の取り残しが疑われる状態です。

このような状態では、刺激が歯髄に伝わりやすく、冷たいもの、甘いもので染みるといった症状や、噛むと痛いといった症状が出てもおかしくありません。

今回は、う蝕（虫歯）の取り残しも疑われ、歯髄の露出の可能性もあったため、拡大視野にて治療を行いました。

う蝕を取り除いていくと、やはり歯髄の露出がありました。こうした場合、従来の治療では神経をとることになる場合が多いですが、今回は露出箇所が小さかったので、感染した歯髄を取り除いた後に、MTAセメントを置いて健全歯髄の保護を行いました。

この写真の白いものがMTAセメントです。

MTAセメントというのは、人体に馴染みがよく、殺菌力も高い性質がありますので、こうした歯髄保護にうってつけの材料となっています。従来の治療では、MTAセメントの代わりにダイカルというものを使用していましたが、私の感想になりますが圧倒的に　MTAセメントの方が歯髄を温存できる確率が上がったように感じます。

MTAセメントを置いた後に、コンポジットレジンにてさらに歯質を補強して、型取りを行いました。

これで、１回目の治療は終わりです。

型取りしたものを元に、技工士さんにセラミックスの詰め物を作成したいただきました。

２回目の来院の際には、最初の冷水痛、咬合痛の症状は消えており、無事にセラミックスの詰め物をセットすることができました。

治療後のお口の中のお写真です

セラミックが非常に適合よく入り、形態、色調ともに馴染んでいるのが分かります。

レントゲンのお写真です。

水色の矢印で示した、白が強い部分がMTAセメントです。歯髄を確実に保護してくれています。

また、セットしたセラミックスの適合もよく、段差がないのがレントゲン写真からも分かります。

こうした、高品位の治療は、従来の保険治療では残念ながらできません。

MTAセメントも、非常にいいものではありますが保険治療で使うことができません。

しみているような歯には、金属よりもセラミックスが適していますが、保険治療の適用にはなりません。

現在の保険制度の限界です。しかし、保険の制度に縛られない、自費治療でしたら、今回のように神経をとることない治療が提供できる場合があります。

私を信じて、その歯の治療をお願いしていただけることは、非常にありがたいと感じております。あなたのその１本の歯、その口腔の健康を回復し、守ために日々全力を尽くしております。

お口の中のお困りごとがございましたら、お気軽にご相談ください。

11月の治療枠を増やしましたので、若干の余裕がございます。

11月13日　15時50分  申し訳ありません埋まりました

　　　　    16時30分  申し訳ありません埋まりました

　　14日　11時30分  申し訳ありません埋まりました

　　15日　10時20分  申し訳ありません埋まりました

　　　　　11時10分  申し訳ありません埋まりました

　　17日　12時20分  申し訳ありません埋まりました

　　20日　15時50分  申し訳ありません埋まりました

　　　　　16時30分  申し訳ありません埋まりました

　　21日　11時20分  申し訳ありません埋まりました

　　22日　15時40分  申し訳ありません埋まりました

　　　　　17時20分

　　24日　11時30分

　　27日　9時30分

　　　　　12時00分

　　28日　16時00分

　　　　　17時00分

　　29日　15時00分  申し訳ありません埋まりました

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