TLX 新たなインプラントが治療の可能性を広げます

こんにちは

小林デンタルクリニックの小林陽介です。

 

2025年9月にストローマン社から新たなインプラントが日本で発売させました。

『TLX』という名のインプラントです。

 

そもそも、ストローマン社とは何なのか?

ストローマン社は、スイスに本社を置く世界シェアNo.1の歯科インプラントメーカーです。

ストローマン社を選択する意義は、単なるブランド力ではなく、「臨床医学としての確かな裏づけ」と「国際標準としての普遍性」という二つの軸が高度に両立している点にあります。

まず、ストローマンのインプラントは数十年規模の縦断研究、膨大な国際多施設データ、そして高水準の成功率を示す論文群によって支えられています。メーカー独自のデータではなく、世界中の大学・研究機関による第三者的検証が累積されている点が、臨床医にとって大きな価値です。つまりストローマンの選択は、「結果が予測できる治療」を選ぶという科学的判断そのものです。

さらに、ストローマンは世界100か国以上で使用される事実上のグローバルスタンダードであり、治療後の長い人生を見据えたときに、この“普遍性”は患者にとって計り知れない安心材料になります。転居・転院・海外移住——どのようなライフステージの変化があっても、部品供給、補綴対応、メンテナンスの継続性が担保される。つまり、**「どの国でも通用する医療インフラとしてのインプラント」**を選ぶということです。

歯科医師にとってこの二つは、治療の成否と患者の将来を左右する極めて重要な要素です。
蓄積された科学的エビデンス × 国際的な継続サポート体制
この“二重の信頼性”こそが、ストローマンを選ぶ最大の理由であり、専門家の視点から見ても最も合理的で、かつ美しい選択と言えます。

そんなストローマン社から出た新たなインプラント『TLX』

以前からあった世界の歯科医師が絶大な信頼をおく、ティッシュレベルの形状に、初期固定を期待できるスレッドデザインが組み合わされました。

インプラントネックのラッパのような構造は、ティッシュレベルと言われる形状です。このティッシュレベル形状は、インプラントとアバットメント、上部構造との間のマイクロギャップが粘膜レベルに位置し、骨から離れていることから、炎症や骨吸収におけるリスクの軽減が期待できます。

そして、X-LINEのスレッドデザインは、しっかりと骨を掴んで初期固定を得られるデザインとなっています。

TLXは抜歯即時埋入などのプロトコールに強いと言われていますが、即時と言わないまでも抜歯後、骨が治癒している早期のタイミングで埋入することに有効であると考えています。

インプラントは待機期間が長い治療方法ですが、そこが患者様の負担となりやすい特性がありました。

骨が治癒していないと、初期固定といってインプラント手術時のインプラントの固定、安定が得にくいのですが、TLXは骨の治癒を待つ期間を短くすることにそのスレットデザインの効果をはっきすると考えます。そこに、長期安定を期待できるインプラントカラーデザインが組み合わさることで、早期の安定の確保と、長期の安心の両方を得ることができるようになりました。

海外では、数年前からTLXが発売されており、その情報を得ていましたので、メーカーの方にまだかまだかとせっついていました。日本の薬事審査はかなり時間がかかるので、海外に遅れること数年、ようやく日本でも使えるようになり、当院は発売と同時に使用できるよう手配しておりました。

11月現在、すでに何本ものTLXを使用しております。

では、その症例の一つをご覧いただきましょう。

治療前のレントゲン画像です。

向かって右下、奥から2番目の歯です。初診時より、咬合時の違和感を感じておられ、だましだまし使っておられましたがいよいよお痛みを感じるようになり、抜歯をさせていただきました。

今回は抜歯即時ではなく、1ヶ月待機した後、抜歯早期埋入でTLXの直径4.5ミリ、長さ10ミリを埋入しました。こうした早期埋入の際は初期固定が弱くなる傾向にありますが、今回は40ニュートンという良好な固定を得ることができました。

通常より、歯を作り始めるまでの待機期間も2ヶ月ほど短縮した治療計画で進めることができるようになりました。

今後、上部構造と言われる歯を作っていくのが、患者様と共に待ち遠しく感じていります。

医療の世界は、日々、進歩していっています。

歯科医師はその進化、進歩についていく為に、アンテナを高く持ち、情報の収集、知識、技術のアップデートを行なって行かなければなりません。

その日々のアップデートが、後から考えるとエポックメイキングなことだったということもあります。

小林デンタルクリニックは、最新で最適な歯科医療を患者様に提供できるように、医療技術とともに進歩していきます。

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