当院で行った、全顎的なセラミックス治療をご紹介します
まずは初診時の状態をご覧くだっさい
お口の中には、保険治療で治療した金属が目立ち
歯肉が下がってしまており、被せ物と歯肉とのギャップが生じてしまっています。
ご自身のお口の中を見てみて下さい。このようになっている方が多いのではないでしょうか?
当院では、こういったギャップが生じてしまった被せ物や詰め物は、やりかえの提案をさせていただいています
なぜ、やり変える必要があるのでしょうか?
それは、そのギャップに汚れが溜まってしまうからです。このギャップの汚れをとることがなかなか難しい。タイルのメジに溜まった汚れを想像していただければ分かりやすいかと思います。
そしてその汚れは、隙間から虫歯を引き起こしたり、歯肉の炎症を生じさせたりするようになります。
歯肉に炎症が生じると、さらに歯肉が痩せてしまいます。
ギャップができる⇨歯肉が痩せる⇨ギャップが大きくなる
という悪循環となってしまいます。こ悪循環を断たねければ、ギャップが大きくなるだけでなく、歯周病や虫歯がそこから進んでいきます。
今回の患者様は、当院に来院され、ご自身のお口の中の現状を知り、審美性はもちろん、長持ちして、体への親和性のいい素材がいいということで、セラミックスでのやり替えとなりました。
劇的に変化したのがどなたにも分かっていただけるとおもいます。
その変化もわざとらしい、作られた形や白色ではなく、ご自身の歯の色味を尊重しながら、ワントーン明るく仕上げました。
こうすることで、お口元の印象が変わります。自信をもって、お口を開けでお話したり、お食事したりすることもできますし、女性の場合だとリップも明るい色を選ぶこともできるようになります。
そしてなにより私がいいと思っているセラミックスの特徴は、虫歯になりにくいことです。
製作過程においても高精度な作業で、段差が少なく、素材そのものがプラークが付着しにくいので、その結果、虫歯、歯周病の発生リスクを下げることができます。
つまり、歯の長持ちにつながるのです。
人間の歯というものは、5回の治療で90%以上が抜歯に行きついてしまうという研究結果があります。
セラミックスも万能ではないので、一生もつかと言われますと、その答えは、その人その歯によるとしか言えませんが、明らかに保険診療で入れる歯よりは長持ちします。こうした長持ちする素材で修復することで、次にその歯を治療するまでの時間を先に延ばすことができれば、その歯で一生過ごす確率が上がります。
こうした、高精度のセラミックス治療をご希望の方は、経験豊富な当院でのカウンセリングをオススメします。
セラミックス治療はどこでしても同じかといえばそうではありません。保険治療とは削る形から、型取りの方法、接着の方法まで全て違います。施術される先生で判断されることをお勧めします。
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