4月のはじめに、1日休診にさせていただき、外部講師をお招きして歯科衛生士の院内研修を行いました。
研修のテーマは『シャープニング』
歯周病の治療において、歯石除去は非常に重要なアプローチです。
当院で歯周病治療を受ける方には、説明しておりますが、
歯石には縁上歯石と縁下歯石の2つがあります。
まず、歯肉から上に付着する、見える範囲の縁上歯石を除去することから始まり、中程度以上の歯周病に罹患している方はその後、歯肉の内部に付着する縁下歯石の除去へと移っていきます。
この縁下歯石をとるツールの1つがハンドスケーラーです。
このハンドスケーラーは使用する前に、衛生士がシャープニング、つまり研ぎを行ってから使用します。
シャープニングが甘いスケーラーは、歯石除去の効率が下がりますし、痛みや歯肉へのダメージが増加する原因になります。
このシャープニングを極めることで、患者さんに低侵襲の治療を提供することができるようになります。
講義の後、実習を行いました。
当院の衛生士の真剣さに、奥野先生の指導も熱が入ります。
全員で、同時に教えていただくことで、医院の治療レベルの底上げになりました。
当院では、歯科医師が行う治療はもちろん、歯科衛生士が行う治療に関しても常にトレーニングを行っています。
患者さんが安心して椅子に座り、お口を開けていただけるようにとの思いからです。遺跡
歯周病治療の多くを担う衛生士の質が、その医院の質につながると考えています。
歯周病にお困りの方、歯周病かなと感じておられる方、歯周病になっていないか心配の方、いずれの方も一度、当院で検診をお受けください。
あなたのお口の健康を守りたい、熱い思いで治療に当たらせて頂いております。
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